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アガロースゲル電気泳動 (サブマリン電気泳動)

アガロースゲル電気泳動 (サブマリン電気泳動)とは

核酸(DNA/RNA)を試料とした水平式のアガロースゲル電気泳動の多くはゲルを緩衝液に沈めて電気泳動する方式をとります。海中の潜水艦(サブマリン) に例えてこの方法はサブマリン電気泳動と言われています。アトーでは、「サブマージ・シリーズ」として製品化しています。

サブマリン電気泳動

緩衝液などに核酸(DNA/RNA)を溶解すると、リン酸残基によりマイナスに荷電します。この溶液(DNA 試料) をアガロースゲルに添加し、緩衝液中で電気泳動を行なうと+側(陽極) に移動します。そのとき、ゲルの分子ふるい効果により、長いDNA は網目構造内をゆっくりと動くのに対して、短いDNA はより速く動くことから、核酸のサイズに応じた移動度を示します。電気泳動後のゲルを蛍光色素(エチジウムブロマイド) などで染色し、検出することで、核酸の電気泳動パターンが得られます。このパターンからサイズを求めたり(分子量マーカーが必要)、個体識別のための遺伝子型の情報を得たりすることが可能です。

利用例: 遺伝子型判定

サブマージシリーズは、ゲルサイズが大きく、泳動距離を長くできるため、DNA の多型分析用電気泳動に適しています。また、一度に多くの研対数を電気泳動できるためPCR 産物の確認用電気泳動にも適しています。一般的に遺伝子型判定では、サンプルからのDNA抽出~PCR法(遺伝子増幅法)~アガロースゲル電気泳動~ゲル撮影・解析という方法がとられています。

図8
アトーサブマリン型電気泳動装置ラインナップ
型式 WSE-1710 AE-6100 AE-6111
名称              
   サブマージ・ミニ    
サブマージ・ アガロース サブマージ・ アガロース
ゲルサイズ S:54mm(W)×60mm(L)
L:110mm(W)×60mm(L)
80mm(W)×100mm(L) 120mm(W)×160mm(L)
ゲル作製      トレイ方式 テープ方式 ダム方式
サンプルコウム S:9/5検体 2枚、 L:22/12検体 2枚
(新形状両刃タイプ)(3/5.8mm幅)
10検体  1枚
(3mm幅)
26/13検体   1枚
(新形状両刃タイプ)(3/6mm幅)
緩衝液量 200~230mL 300~500mL 700~1200mL
緩衝液循環
(冷却・恒温)
不可 不可 可能 緩衝液循環用ノズル標準装備
電源      電源装備 別途用意 別途用意
寸法
(突起物除く)
190(W)x130(D)x60mm(H) 190(W)x100(D)x80mm(H)  286(W)x150(D)x83mm(H)
重量 0.45kg(ACコード除く) 0.5kg 1.5kg

※注: AE-6125/33 マルチ・サブマージ・アガロース電気泳動槽は2013年6月の在庫分をもって販売を終了いたしました。

泳動槽の選択基準

サブマージ・シリーズ電気泳動装置はサンプルにあわせて「ゲルサイズ」「サンプルコウム」などからご選択ください。例: 試料(検体) 数が多い場合は幅(W) の大きい仕様を、バンド数が多い場合はゲル長(L) の長い仕様の選択をお薦めします。

泳動槽の選択基準

コウム(固定台)を複数セットすることで検体数/ゲルを増やすことも可能です。

104泳動パターン1

 AE-6111 サブマージ・アガロース 104検体泳動例

電源装置の選択基準

サブマージ・シリーズ電気泳動装置をご使用になるには電気泳動用の電源装置が必要となります。装置(ゲル) サイズが大きくなるに従って必要な電流容量が大きくなりますのでご考慮ください。

対応機種 
電源装置 型式 名称 AE-6100 AE-6111
AE-8155 マイパワーⅡ500
AE-8135 マイパワーⅡ300
WSE-3200 パワーステーションIII
WSE-3500 パワーステーションHC
WSE-3100 パワーステーションGhibli I 

   

「アガロースゲル電気泳動」カタログ

 

  (5.81MB)

    

実験のコツ - アガロースゲルの蛍光検出撮影
 
アガロースゲルの蛍光色素染色と
蛍光検出撮影のコツ
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