タンパク質用蛍光ラベル化・泳動サンプル処理キット
試薬
電気泳動関連試薬/泳動サンプル調製
WSE-7010 EzLabel FluoroNeo
電気泳動やウエスタンブロッティングの試料調製をしながらタンパク質やポリペプチドを蛍光標識する試薬キットです。

WSE-7010 EzLabel FluoroNeo(イージーラベル フロロネオ)
手前左からRIPA Lysis buffer(10mL)、Sample buffer(12mL)、Reducing agent(DTT)(300mg)
奥左からLabeling reagent(10mg)、MW marker(600μL)

検出パターンの一例
目的・用途
ゲル染色フリーのタンパク質電気泳動
- SDS-PAGE用サンプル調製
- タンパク質・ポリペプチドの蛍光標識
- タンパク質の電気泳動(SDS-PAGE、Native-PAGE、2次元電気泳動)
- ウエスタンブロッティング
- 免疫沈降 など
製品概要
- わずか3分!あっという間の蛍光標識!
EzLabel FluoroNeoはタンパク質溶液と混ぜて「3分間」加熱するだけでアミノ基を蛍光標識します。電気泳動用調製液(サンプルバッファー)を本品に置き換えるだけで、タンパク質の蛍光標識と電気泳動用サンプル調製が同時に完了します。蛍光標識後のカラム精製は不要で、すぐに電気泳動が開始できます。
- 電気泳動終了→すぐにそのまま検出可能!
電気泳動後にBlue LEDあるいはUVで励起し、検出・撮影できます。染色・脱色操作は不要です。Blue LEDによる励起ならガラスプレートからゲルを取り出さずに検出でき、さらに銀染色レベルの高感度検出が可能です。
- 蛍光標識をして、いつも通りの電気泳動
タンパク質の蛍光標識をしても移動度はほとんど変わりません。ウエスタンブロット解析(膜上での検出、抗体との反応)にも利用可能です。
製品特長
- 電気泳動終了後すぐに検出可能です
BlueLEDやUVで励起し蛍光を確認します
[Ex: 330 (UV), 470 nm, Em: 530 nm]
- ゲルの染色・脱色操作が不要です
作業時間の節約になり、廃液処理も不要になります
- サンプルバッファーをEzLabel FluoroNeoに変えるだけ標識が出来ます
- 蛍光標識後、サンプル溶液のカラム精製は不要です
- 蛍光標識しても移動度はほとんど変わりません
- BlueLEDならガラスプレートのまま高感度検出が可能です
- 観察後のゲルはウエスタンブロット解析(膜上での観察、抗体との反応)ができます
- 観察後、CBB染色や銀染色の実施も可能です
- タンパク質抽出用RIPA Lysis Buffer 、分子量マーカーも付属しています
製品の仕様
型式・名称 | WSE-7010 EzLabel FluoroNeo(イージーラベル フロロネオ) |
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キット内容 |
① 標識用緩衝液(SDS含) Sample Buffer(5x):12mL ② 蛍光ラベル化剤 Labeling reagent: 10 mg ③ 還元剤 Reducing agent (DTT): 300 mg ④ 分子量マーカー MW marker: 600 μL(220,116,97,66,45,30,20.1,14.4kDa) ⑤ タンパク質抽出溶液 RIPA Lysis buffer: 10 mL |
使用量 | 2000サンプル分(1サンプル(20μL)に5μL使用時) |
保存期間 |
冷凍 -20℃ 1年(未開封) ※蛍光ラベル化した分子量マーカーは-20℃で3ヶ月安定 |
銀染色と同等の検出感度(~1ng)
EzLabelFluoroNeoおよび様々な染色試薬でTransferrinタンパク質を検出した結果です。検出感度は銀染色と同等の数ng/bandであり、バンドシグナル値を解析した結果、上グラフのように直線性ダイナミックレンジも優れていることが示されました。
励起光源による検出感度への影響
上図は同じゲルを励起光源だけをCyan、Blue LED、 UVに変えて検出した結果を示しています。光源により検出感度、バックグラウンドなどが影響されます。
『EzLabel FluoroNeo』で泳動後すぐに検出しよう!
たとえば大腸菌の発現チェックや、タンパク質の精製など、すぐに結果を確認したいのに、CBB染色を行うと2~3時間は待たなければなりません。EzLabelFluoroNeoと高速電気泳動を使用すればサンプル調製から検出まで1時間以内に終了します。サンプル調製はSDSサンプルバッファーの代わりにEzLabelFluoroNeoを使用するだけです。電気泳動後にUVなどの励起光源ですぐに検出できます。Blue LEDもしくはCyan透過光源を使用すれば、泳動後のゲルプレートも外さずに確認が可能です。染色・脱色の手間や、試薬のロスなどから解放されます。
図は一般的な大腸菌発現系を利用した組換えタンパク質のコロニーチェックの作業時間を、模式的に示した図です。大腸菌の発現誘導~集菌までは同じ時間ですが、WSE-7423 EzBactYeast Crusherを使って10分処理でタンパク質抽出、つづいてEzLabelFluoroNeoでサンプル調製&蛍光ラベル、さらに高速泳動で分離すると抽出から2時間以内に発現チェックが終了します。
製品資料
カタログ・資料
「EzLabel FluoroNeo 」 カタログ (各種データ掲載)
「EzLabel FluoroNeo 」他蛍光撮影各種データ
→ Technical Info 「電気泳動 & ウェスタンブロッティング 蛍光イメージング」
「ゲル染色フリー・電気泳動&ウエスタンブロットの効率化 」アプリケーションカタログ
「EzLabel FluoroNeo 」 取扱説明書
「EzLabel FluoroNeo 」 SDS
サンプル提供
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オプション・消耗品一覧
本体価格:33,800円 Prices shown are domestic prices valid only in Japan
製品コード | 製品名 | 価格 | 数量 |
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2332333 | WSE-7010 EzLabelFluoroNeo 1セット | 33,800円 |