Clear-Native PAGE用泳動バッファー
試薬
電気泳動関連試薬/泳動バッファー
WSE-7056 EzRun ClearNative
Tris-Glycine系ポリアクリルアミドゲルで使用できるHigh-Resolution-Clear-Native PAGE 用の泳動バッファーです。

WSE-7056 EzRun ClearNative(イージーラン クリアネイティブ)
左から陰極用バッファー(500mL)、陽極用バッファー(500mL)

泳動中の様子
目的・用途
- SDSを含まないTris-Glycine系のポリアクリルアミドゲル用のHigh-Resolution-Clear-Native PAGE 泳動バッファー
- SDS-PAGEには使用できません
製品特長
製品の仕様
型式・名称 | WSE-7056 EzRun ClearNative(イージーラン クリアネイティブ) |
---|---|
主成分 |
① 陰極用泳動バッファー:トリス、陰性界面活性剤 ② 陽極用泳動バッファー:トリス |
キット内容 |
① 陰極用泳動バッファー(5×):500mL ② 陽極用泳動バッファー(5×):500mL |
使用前の調製 | 蒸留水で5倍希釈 |
保存期間 | 室温保存 1年 |
実験の流れ
※泳動槽により必要なバッファー量が異なります。下表を参考にしてください。
電気泳動後のゲルは、CBB染色や銀染色、活性染色など様々な染色方法に対応しています。
またウエスタンブロッティングによる検出にも対応しています。
それぞれの方法については下図をご参照ください。
参考データ
従来のBis-Tris系ゲルを使用した方法との比較
上図は自作のBis-Tris系ゲルでCN-PAGE(Schaggerら文献、2008に準拠)を行った結果と、Tris-Gly系ゲルのUH-T310でHR-CN-PAGEを行い泳動分離した結果を示しています。HR-CN-PAGEは、元々Bis-Tris系ゲルがベースとなり開発された泳動方法であり、Tris-Gly系ゲルには適さない方法でした。EzRun ClearNativeは、Bis-Tris系ゲルで得られる泳動パターンと相関性を保ちながら、Tris-Glycine系のポリアクリルアミドゲルでHR-CN-PAGEを行うことができます。
タンパク質の活性染色
上図は、 HR-CN-PAGE法、従来のNative PAGE法、SDS-PAGE法で泳動分離した後に、β-Galactosidaseの活性染色を行い、Printgraph Classicで撮影した結果を示しています。HR-CN-PAGE法は、従来のNative PAGE法と同様に、酵素活性を阻害することなく検出することが可能です。一方で、SDS-PAGEでは、SDSが酵素活性に影響を与えるため、バンドが検出できません。
カタログ・資料
Native PAGE カタログ |
Native PAGE 資料 |
製品資料
「EzRun ClearNative」 取扱説明書
「EzRun ClearNative」 SDS
サンプル提供
サンプル品のご依頼は下記ボタンのサンプル依頼フォームからどうぞ
オプション・消耗品一覧
本体価格:16,800円 Prices shown are domestic prices valid only in Japan
製品コード | 製品名 | 価格 | 数量 |
---|---|---|---|
2332313 | WSE-7056 EzRun ClearNative 1セット | 16,800円 |