分子量検量線

泳動後の染色方法

p-PAGEL の泳動結果を画像解析ソフトCS Analyzer4 で解析して作成した、EzStandard LMWおよびEzStandard の検量線を示しています。低分子ゲルとしては比較的、直線性ダイナミックレンジが広い(3.5~97kDa）ことがわかります。

p-PAGEL で分離した後、ゲルをEzStain AQua（迅速染色法）あるいは固定後にCBB 染色液（0.25% CBB, 40% MeOH, 10% 酢酸）で染色した結果を示しています。点線で囲った部分のバンド（1.0、3.5、2.5 kDa) はEzStain AQua でのみ検出できました。低分子バンドの検出は、いかに短時間で染色し脱色するかが重要です。EzStain AQua はアルコールフリーのため脱水によるゲルの変形も生じにくく、短時間染色により低分子の拡散（消失）も最小限に抑えることができるため、低分子タンパク質の検出に最適です。

ゲルの染色

染色方法︓ゲルをEzStain AQua に浸漬し、3 時間以上振とう染色します。蒸留水に交換し、バックグラウンドが透明になるまで脱色します。

迅速染色法︓ゲルをEzStain AQua に浸漬し、電子レンジ 600W で1 分間加熱後、10～ 60 分間振とう染色します。蒸留水に交換後、電子レンジで再度加熱し、室温で30～ 60 分間振とうしながら、バックグラウンドが透明になるまで脱色します。