AF-1101 ファーモグラフII-W
最大20点までの試料のガス発生量を同時並行で自動測定できる装置です。微生物酵母などの発酵能力や培地/生地組成、発酵条件を評価して育種・開発・品管等にご利用できます。
※ ファーモグラフIIは部品の生産終了により、2021年3月を以て生産・販売を終了させていただきました。長年のご愛顧、誠にありがとうございました。
製品名 | AF-1101 ファーモグラフII-W |
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コード | 4101150 |
価格 | ¥2,100,000 |
製品概要
ファーモグラフIII は微生物の発酵などにより発生するガス量を一定時間ごとに自動計測する装置で日本イースト工業会のパン用酵母試験法で採択されたAF-1000型ファーモグラフの後継機種です。
初代ファーモグラフは農林水産省食品総合研究所(現:独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所)のご指導のもと開発されました。微生物によるガス発生量の変化は、菌の代謝や活動の重要な指標となります。本装置の測定データは新規有用菌株の育種、酵母の生産や製パン、醸造等における品質管理、最適な培地組成や発酵条件の探索など、いろいろな用途にご利用いただけます。
また、当初はパン生地の発酵によるガス発生を計測する目的で開発された装置でしたが、その後、独立行政法人酒類総合研究所のご指導をいただき、日本酒等の酒類やバイオエタノール生産における発酵過程のモニタリングにも活用いただけるようになりました(アプリケーションVer.3.8以降)。
他にも、数十秒から数分程度の短時間にガスを発生するベーキングパウダーのような無機化学系試料についても、5秒程度の短い計測間隔に対応することで、測定出来るようになりました(Ver.5以降)。
食品加工から発酵・代謝過程、日用品や医薬での発泡、ガス発生を伴う化学反応の研究まで、幅広い応用が可能となっております。
製品特長
- ガス発生量を最大20試料まで同時計測可能
- トータルガス発生量、時間当たりガス発生量(ガス増加量、ガス発生速度)、 生地内蔵ガス量などを測定
※ガス発生量は体積(mL)及び重量(g)表示を切替可能 - 計測間隔は5~120分(5分単位)または5~60秒(5秒単位)、計測時間は分単位の場合1時間~90日/秒単位の場合1分~23時間59分(以上Ver.5.xの場合。Ver.3.x以下の場合は5分~120分間隔で計測回数24~1440回。5分間隔で5日、30分で30日、60分で60日間計測)
- 分単位の計測ではパン生地以外に、日本酒等のもろみ、酵母培養液、バイオエタノール生産用培地等、数日以上にわたる連続計測にも対応します。
- 秒単位の計測ではベーキングパウダー等短時間にガス発生する試料を計測することが出来ます(計測出来るガス量の上限は90mL程度となります)
- 装置内温度センサーで環境温度によるデータ補正
- 測定データはExcel及びCSV形式に変換可能
- 試料ビン容量225mL(生地は小麦粉20g相当)
- 小型・軽量でメンテナンス性も良好
製品仕様
型式・名称 | AF-1101-10W型 FermographⅡ-W | AF-1101-20W型 FermographⅡ-W |
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方式 | 気液置換型、圧力検知方式(マノメータ・圧力センサ方式) | |
信号出力 | シリアル出力(USB) | |
計測時間 | 分単位の場合1時間~90日/秒単位の場合1分~23時間59分※1 | |
計測間隔 | 5、10、15、30、60、120分/5、10、15、30、60秒※1 | |
チャンネル数 |
1~10(内蔵ガス測定時1~5)※2 |
1~20(内蔵ガス測定時1~10)※2 |
分解能 | 約0.2mL(CO2重量として0.4mg) | |
精度 | ±2%+0.2mL | |
標準試料量 | 20g(小麦粉量換算/生地としては30~40g前後)※3 | |
試料ビン容量 | 225mL(20g用) | |
電源 |
AC100V ±10V 50/60Hz 30VA |
AC100V ±10V 50/60Hz 60VA |
寸法 |
400mm(W)×200mm(D)×400mm(H) |
400mm(W)×200mm(D)×400mm(H)×2台 |
質量 |
12kg |
24kg |
標準付属品 |
1.プログラムソフトウェアCD(Windows版)・・・・・1式※4 |
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2.225mL(20g用)試料ビン・・・・・50個 |
2.225mL(20g用)試料ビン・・・・・100個 |
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3.225mL(20g用)試料ビンフタ・・10個 |
3.225mL(20g用)試料ビンフタ・・20個 |
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4.CO2吸収ビン・アッセイ・・・・・・・ 5個※6 |
4.CO2吸収ビン・アッセイ・・・・・・・ 10個※6 |
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5.タイゴンチューブ(1/8'~3/16')1本5m・・2本 |
5.タイゴンチューブ(1/8'~3/16')1本5m・・4本 |
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6.USBケーブル・・・・・1本 |
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7.取扱説明書・・・・・1部 |
ファーモグラフ用恒温槽 ※4 | ||
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温度設定範囲 |
室温+5~50℃(水槽の最高使用温度50℃)※5 |
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温度精度 |
±0.1~0.5℃ |
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電源 |
AC100V ±10V 50/60Hz 550VA |
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寸法 |
270mm(W)×360mm(D)×160mm(H) (温調ユニットを除く) |
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質量 |
6kg |
※1:アプリケーションVer.5.xでは、計測間隔は分単位/秒単位のいずれも、5の倍数で設定出来ます(20分間隔等も可能です)が、データ処理を考慮すると、ここに記載されているような、
従来のアプリVer.3.x以前と同じ間隔での測定を推奨します。
秒単位の測定では、計測間隔が30秒未満の場合、ガス発生量がマノメータのパージ限界に達した時点で測定を終了します。(30秒以上の間隔ではパージして連続測定することが可能です)
Ver.3.x以下の場合、5、10、15、30、60、120分間隔で計測回数24、36、48、60、144、216、288、360、576、862、1152、1440回が設定出来ます。
最長測定時間は計測間隔×計測回数で計算されます。例-計測間隔5分×計測回数60回=300分(5時間)
計測時間は最長で60日間(計測間隔60分計測回数1440回)まで可能です。ただし長時間の測定中にガス発生速度がパージ可能な限度(チャンバー容量と計測間隔から決まる)を越えないことが
条件となります。
例-60分間隔の場合、80mL/60分≒1.3mL/分以下、30分間隔では80mL/30分=2.6mL/分以下が目安です。
※2:内蔵ガス測定時は奇数チャンネル(通常測定)と偶数チャンネル(CO2吸収測定)の2chを一組として使用します。
※3:生地量は加水や配合により異なります。目安としては30~40g前後。液体培地の場合別途条件検討が必要です。
※4:恒温槽、パーソナルコンピュータはオプションです。
※5:室温より低温での使用されるときは別途ご相談ください。冷却循環装置(CH-302i)とノズル付恒温槽を提供可能です。
※6:CO2吸収ビンはアルカリ(KOH)溶液を入れて使用します。安全のため取扱いには十分ご注意ください。
価格表
製品コード | 製品名 | 価格 | 数量 |
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4108109 | タイゴンチューブ(ファーモグラフ用) 1本 | 12,000円 | |
4181035 | 試料ビン用フタ225mL(20g)用パッキン・ニップル付(1ヶ) 1個 | 15,000円 | |
4181047 | 三方活栓(ファーモグラフ・ビン用) 1個 | 2,000円 | |
4181052 | 吸収ビン用フタ(シ-ルパッキン・ニップル付) 1本 | 20,000円 | |
4108235 | ファーモグラフ用恒温槽 (ノズルなし・温調器付) 1台 | 350,000円 | |
4108238 | ファーモグラフ用恒温槽 (ノズル付・温調器なし) 1台 | 200,000円 | |
4108240 | 冷却小型循環恒温装置(CH-302i) 1台 | 448,000円 |
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