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発光/吸光測定と解析

生体内のタンパク質量や酵素の活性、細胞増殖などは、抗原抗体反応や化学反応を利用して、定量的に、呈色、発光、蛍光により検出することができます。また発光(Bioluminescence)は、ATPアッセイや活性酸素・抗酸化能測定から、ルシフェラーゼをレポーターとした遺伝子発現解析など、多岐にわたる分野で利用されています。特に「Kronos」シリーズはマイクロプレートやディッシュを使用して、細胞や組織を生きたまま、生体内の発光をモニタリングすることができます。

ポイント

アトーの発光測定システムは大きく分けて2シリーズあります。「Phelios(フェリオス)」は96/384ウェル用のプレートリーダーですが、「Phelios AL」は吸光と発光の両方を測定できます。
一方、「Kronos(クロノス)」は生きている細胞内の発光を経時的に測定するシステムです。レポータージーンアッセイを使用し、生きたままの細胞内の遺伝子の発現変動を測定することが可能です。
Phelios、Kronosは、ISO24421:2023のOptical signal measurement instrumentsに適合しています。

 

プレートリーダー

吸光.png

 

「Phelios」 は3色の発光を色分離して高感度に測定できる発光専用マイクロプレートリーダーです。デュアルレポーターアッセイなど複数種類の発光の測定に適しています。

「Phelios AL」は吸光度(ABS)、発光(LUMI)、微量(NANO、2µLサンプル)測定できる発光/吸光マイクロプレートリーダーです。測定した結果はデータ解析や管理しやすいEXCELフォーマットへの出力が可能です。

ライブセル発光モニタリングシステム

発光.png

 

「Kronos」は細胞を培養しながら、経時的な遺伝子発現変化を、ルシフェラーゼの発光により測定するシステムです。「Kronos Dio」は35mmディッシュ 、「Kronos HT」はマルチウェルプレートでの測定に対応したモデルで、細胞培養に適した温度、湿度、CO2濃度制御機能を備えたリアルタイム発光測定装置です。生物時計解析、薬剤応答の経時変化、細胞毒性試験などでのハイ スループット測定に適しています。

時系列データ解析ソフトウェア

解析.png

 


「KronoAnalyzer」は、Kronosシリーズにより取得した時系列データを利用して、ピーク/トラフの時間や値の抽出、周期(Period)、頂点位相(Acrophase)、振幅(Amplitude)、および平均値・標準偏差・変動係数など基本統計データの計算を実行するソフトウェアです。1つのファイルデータのサンプル間の比較だけでなく、個別に取得した最大3つのファイルからデータを抽出し、グラフの重ね合わせや、比較解析にも適しています。

発光/吸光測定と解析

テクニカルインフォメーション

資料ダウンロード

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カタログ

動画で紹介

WSL-2300_Phelios AL _微量測定方法

WSL-2300_Phelios AL_操作方法

AE-2550_Kronos Dio_Operation guide

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