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ゲル撮影・イメージング
バリデーション(IQ / OQ)サポート・セキュリティ対応ソフトウェア

測定機器のメンテナンス、バリデーション

検出感度が低下していませんか?
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ゲル・ケミルミ撮影装置や発光プレートリーダー(ルミノメーター)は光を検出する機器なので、光の検出感度性能は重要な要素です。使用している中で、一見正常に動作しているようでも、感度の低下が気が付かないうちに発生しているかもしれません。その結果、検出できていたはずの光量があっても検出できなかったり、以前の測定データと適正な比較評価ができない、といったことになります。
このようなトラブルを回避するためには、日常的あるいは定期的な性能チェックが重要です。アトーの発光・蛍光撮影装置およびルミノメーター製品では、日常・定期的な性能評価を実施するためのツールやサービスを提供しています。

 

 

日常的なチェックを手軽にかつ高精度に
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発光撮影・測定機器のチェックを実施するにあたっては、発光標準液を用意する方法もありますが、毎回のチェックで常に安定した同じ発光量に調整することは難しく、チェックの精度・信頼性に不安があります。アトーでは産業技術総合研究所と東京大学物性研究所の支援により、発光測定機器に適した微弱な光量範囲で調節可能でなおかつ高精度に制御された光量で安定した光を出すことのできる標準LED光源を製品化しております。
アトー標準LED光源は、産業技術総合研究所計量標準総合センターにおいて測定された基準光源を使用して光量(全放射束, 単位:W, 光量レンジ:fW~pW or nW~μW)の値付けが実施されています。光量は温度補正機構により周囲温度に依存した変動が無く安定しており(±2%)、常に精度よく検出感度のチェックを実施することができます。光量調節は1/1024まで(10段階)行えますので測定のリニアリティの評価にも利用できます。また、RGB(赤緑青)3色を単独または同時点灯する機能もあり、装置の波長感度・フィルター特性の評価にも利用できます。

 

標準LED光源 KohshiFundam(光子ファンダム)製品紹介

 

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撮影装置・発光測定装置のバリデーション(IQ / OQ)をサポート

バリデーションは、製造や品質管理において、工程・設備・装置が期待される結果を与える(機器に必要とされる性能・機能が得られている)ことを検証して文書化する作業です。アトーのケミルミ・ゲル撮影機器、発光プレートリーダー製品は、バリデーションにおいて必要とされる導入・設置時のIQ(Installation Qualification, 据付時適格性確認)・OQ(Operational Qualification, 稼働性能適格性確認)、導入後の定期的なOQ実施サポートのサービスを提供可能です。

 

機器導入・設置時

機器を納入・設置する際の据付時適格性確認(IQ)においては、機器が要求仕様どおりに設置されていることを検証するため、実施計画を文書化したIQ実施要項書を作成します。実際に当社のサービス担当者が実施要項を確認しながら検証を実施しお客様に確認いただき、IQ成績報告書を作成します。
続いて実施する稼働性能適格性確認(OQ)では、必要とされる機能・性能が得られていることを検証試験して記録します。IQ同様にOQ実施要項書を作成、当社のサービス担当者が検証を実施、お客様に確認いただいてOQ成績報告書を作成します。この検証の際に使用した計測機器の校正証明書も併せて提出します。
また据付時に万が一不合格が発生することを避けるため、IQ、OQともに出荷前にも同じ内容の作業を当社内で実施して成績報告書を作成します。

 

日常点検・定期メンテナンス

機器の性能が日常の試験でも維持されていることを検証するPQ(Performance Qualification, 稼働時適格性確認)をお客様サイドで実施するにあたっては、アトー標準LED光源を常備しておけば機器の感度性能のチェックを簡便に行うことができます。
また、定期的な保守点検においてOQを実施する際のサポートとしては、出張サービスにも対応しています。据付時と同じ内容・手順についてOQ実施要項書を作成、その内容に沿って据付場所にて当社のサービス担当者が検証を実施して、お客様に確認いただいてOQ実施報告書を作成します。

 

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IQ/OQ 対応製品

 

絶対光量(光子数)キャリブレーション

発光検出値は装置間で同じとは限りません

発光撮影装置やルミノメーターで出力される測定値は、物理単位で表された絶対量ではなく、あくまでも相対強度値です。発光量を相対強度値で表すということは、装置ごとに固有のものさしがあるようなもので、全く同じ発光量の試料を2つの機器で測定して得られる値は同一になるとは限りません。メーカー・機種が異なればもちろんのこと、同じ機種の装置間でも検出器や光学部品の機差により値は同じにならないものです。そのため、施設間あるいは同施設内でも別の装置で計測された生データをそのまま比較・評価することは適正とは言えません。装置間で測定値を比較・評価するためには共通のものさし、つまり測定値のキャリブレーションが必要です。

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装置間・施設間での測定値の標準化

キャリブレーションの方法としては、既知濃度の発光標準液を使用する方法があります。しかし標準液の濃度を調整することはできても、成分の劣化、発光反応液の調製方法や環境要因などによりその濃度での発光量を再現性よく同じ発光量になるように調整することは難しいので、精度に不安があります。アトー標準LED光源は、高い精度で安定した光を出すことができるので、このようなキャリブレーションに最適です。

 

絶対光量への校正

このように複数の装置で得られた測定値を並べて評価するためには装置間でのキャリブレーションが必要となります。この場合に、光の量を相対強度値ではなく物理単位で表される値に換算するキャリブレーションを行うことにより、絶対光量の単位であるフォトン(光子)数(単位:photon/s)での測定値評価が可能になります。
アトーのケミルミ撮影装置では、光量を全放射束(単位:W)で値付けされた標準LED光源を使用したキャリブレーションと専用のソフトウェアの使用によりフォトン(光子)数キャリブレーションに対応しています。

対応ケミルミ撮影装置:

  WSL-6100 Luminograph I(スタンダードモデル)

  WSL-6200 Luminograph II(高感度・広画角モデル)

  光子数キャリブレーションサービス実施の内容、費用などはお問い合わせください。

 

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データ管理・セキュリティ

データ改ざんを防いで信頼性を確保するには

電気泳動やブロッティングのデータはデジタル画像ファイルとして記録・保管されることが一般的になってきていますが、画像編集ソフトで簡単に画像を改変できることがデータが改ざんの温床となり問題視されています。このようなソフトを一切使用できないようにすれば改変はできなくなりますが、報告資料や研究論文等の図を作成するには、適切な範囲内での画像編集は必要ですので、使用自体を制限することは難しいです。改ざんの防止策としては、オリジナルデータ(生データ)を改変不可能な形で保存しておくこと、誰がいつどのような操作(測定・保存・解析・編集など)を行ったかが書き換え不可な形で記録されていること、などが挙げられます。そのように、改変があった場合に追跡できるデータ管理体制が敷かれているということが不正抑止の手立てとして有効でしょう。
アトーのケミルミ・ゲル撮影装置の撮影ソフトウェア、解析ソフトウェアでは、データの不適切な改変を回避するために考慮された機能を備えており、さらにセキュリティ強化版もご用意しております。セキュリティ強化版へのアップグレードによりデータ管理機能、セキュリティ性能を強化できます。

 

撮影・解析操作の記録、データファイルの管理、セキュリティの各機能を強化

アトーのケミルミ・ゲル撮影装置向けのソフトウェアは下記から構成されます。

  • 撮影コントロールソフトウェア ImageSaver6(アトー撮影装置に標準添付)
  • 解析ソフトウェア CSAnalyzer4(オプション)

さらに追加オプションとして、セキュリティバージョンアップをご購入いただくと下記の機能が追加されます。

セキュリティバージョンの管理機能

「※」はセキュリティバージョンアップを追加しない通常版ソフトウェアにも搭載している機能です。

  • 独自形式でデータ保存(※)
    画像の保存形式として、他の画像編集ソフトでは開けない独自のファイルフォーマットを選択できます。
  • タイムスタンプ、各種情報のファイルへの記録(※)
    画像データファイルには、撮影日時のタイムスタンプ、撮影条件、撮影者名(ログインユーザー名)が記録され、アトーソフトウェア上で表示されます。汎用ファイル形式(16bit Tiffなど)で出力されたオリジナルデータであっても、他の画像編集ソフトで開いて一度でも変更・保存をすると、付加情報の記録がすべて失われますので、画像情報を確認すれば画像編集ソフトでの改変があったかどうかをチェックすることができます。
  • 画像表示編集(※)
    画像全体のコントラスト調整機能はありますが(画像の一部分の調整は不可)、表示上で変更するのみで元の画像データは変更しませんので、オリジナルデータは保持されます。その他画像データの改変につながるような編集機能は備えておりません。
  • レポート出力機能
    解析結果を画像・各種情報とともにレポート出力する機能があります(印刷またはPDFファイル)。
  • 管理者権限による管理
    各ユーザーアカウントは管理者権限でのみ追加可能です。各アカウントにはログインパスワードを設定できます。ユーザー名は画像ファイル、解析ファイルに記録されます。
    その他各種設定変更などは管理者アカウントのみに制限されます。
  • 操作履歴の保存(監査証跡)
    操作履歴(ユーザー名、日時、操作内容)を記録して保存・出力します。
  • PC上でのファイル操作の制限
    アトー撮影・解析ソフトウェアがインストールされたPCでこれらの撮影・解析ソフト上での操作以外を一切できないようにする機能です。この機能を有効にすると、そのPC上での別の画像編集ソフトウェアの使用、オリジナルデータファイルの名前変更、ファイル削除ができないようになります。またPC外へのファイルのコピーは操作履歴に記録されます。
  • その他の管理機能
    自動ログオフ機能(一定時間放置するとログオフするように設定可)、バックアップ機能(ソフト終了時にデータファイルのバックアップを指定場所に保存)、保存先の制限、上書き保存不可、画像ファイルにID(通し番号)付加など 

 

画像解析ソフトウェア CSAnalyzer4 製品紹介

 

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パンフレットPDFダウンロード

 

 

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